2017年6月29日

第3回学習会のお知らせ

梅雨も明けて、沖縄では長い夏が始まりました。
今年の夏は暑くなりそうですね。orz

さて、1学期も終わりが見え始めてきました。
第3回学習会のお知らせです。
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日時:7月8日(土)10:00-12:00
場所:那覇特別支援学校
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今回は「チーコとVOCA」と題して、
那覇特別支援学校での実践や取り組みをご紹介いただきます。

肢体不自由校での実践ですが、
重度重複障害の子供の反応をどう評価するか。。
コミュニケーションが困難な子供をどう支援するか。。という、
どの学校どの教室においても大切な視点を
たくさん含んだ内容になっています。

ぜひご参加ください。




2017年6月22日

アプリ紹介

先日の学習会で紹介のあったアプリ一覧です。:)
ぜひご活用ください。

アプリ名:Robick
主な機能・特徴:曲のテンポ・キーの調整,部分リピート
活用場面・期待される効果:音楽の授業等で,テンポやキーを変更したい場合に,その場ですぐ行えるので便利です。インターフェイスもシンプルで見やすく使いやすいです


アプリ名:Instaflash
主な機能・特徴:写真の逆光補正,失敗写真の復元
活用場面・期待される効果:せっかくいい写真が撮れたけど,逆光で暗くなったとか,フラッシュが使えない場面で撮った写真等を,とても簡単に補正することができます


アプリ名:ねずみタイマー
主な機能・特徴:ご飯を早く食べてほしいときに
活用場面・期待される効果:自分の5歳の娘が朝ごはんを食べるのが遅く,このタイマーを使ってみたら効果てきめんでした!しかし,学校でのプリント学習時に使ってみたら,プリント学習が面白くないからか,ネズミばかり見ていてしまったため,ご飯を早く食べてほいし時のみにオススメのアプリです


アプリ名:iBooks
主な機能・特徴:電子書籍ビュワー,PDFePUBを開くことができる
活用場面:期待される効果:みなさん写真・絵カードを複数枚持ち歩くのに苦慮していませんか?そんな時に活躍するのがこのiBooksです!Wordで作った文書をPDF化してこのiBooksに入れると,用途や場面に分けて保存しておくだけで,皆さんのiPhoneに何百枚も写真・絵カードが保存でき,いつ何時でも児童生徒に対して,提示することができます。操作が上手なお子さんなら,自分で意思表示の手段として使えること間違いなしです!


アプリ名:ゲームで学べる手話辞典
主な機能・特徴:「辞書」で手話を詳しく学べると同時に,「ゲーム」を通じて楽しく手話を学ぶことができる
活用場面・期待される効果:ろう学校に転校して来た生徒が手話を初めて学ぶ時に活用している


アプリ名:絵カードタイマー
主な機能・特徴:視覚的に時間を表示するだけでなく,同時に絵カードを提示する事で,何のための時間かを視覚的に伝える事ができる
活用場面・期待される効果:聴覚障害のある子供への情報保障ができる


アプリ名:MyScript Calculator
主な機能・特徴:画面上に数式を書くだけで,答えがわかる
活用場面・期待される効果:家庭学習での答え合わせ


アプリ名:こえとら
主な機能・特徴:聴障者と健聴者のコミュニケーションをサポートするアプリ
活用場面・期待される効果:聴覚障害のある生徒の就業体験で活用できる


アプリ名:さかのぼりカメラ
主な機能・特徴:0-60秒前まで時間をさかのぼって録画ができるビデオカメラ
活用場面・期待される効果:「あー!今の子どもの発言良かった!ビデオに撮っておけばよかったな・・・。」「このときの子どもの反応や様子を記録しておけばよかった・・・」と後から思うことってありませんか?「さかのぼりビデオ」は,時間をさかのぼって録画開始する画期的なビデオカメラです!このアプリがあれば,ビデオを回し続ける必要はもうありません。「あ,今のシーンだけを録画したい!」と思った後に「録画ボタン」を押すだけ。目の前で起こった“060秒前の出来事を後から録画開始できる,つまり「録画ボタン」を押す前の映像が簡単に録画できる革命的なカメラです!教室にセットしておけば決定的瞬間を絶対に逃しません!


アプリ名:効果音アプリ
主な機能・特徴:全220種類以上の効果音を搭載
活用場面・期待される効果:「演出 ,オーディエンス,ホラー,クイズ ,一般生活,自然,動物,戦闘,武器,機械,乗り物」など,全220種類以上の効果音を搭載!例えば授業場面で発問するとき「ジャラン!!」という効果音を鳴らすだけでなんだか楽しくありませんか?子どもたちの興味や意欲を引きつけること間違いなし!色々な効果音があるので,学習のどの場面でどんな使い方をするかはアイディア次第!ぜひ使ってみてください!


アプリ名:InstaSteam
主な機能・特徴:画像に曇りガラスのフイルターを被せることができる
活用場面・期待される効果:「insta steam」は画像に曇りガラスのフイルターを被せるアプリです。水蒸気で曇ったガラスフィルターを指でなぞると,その部分が消え背後の画像が浮かび上がってきます(イメージは,お風呂場の曇りガラスをなぞる感じ)。ただの画像加工アプリと思いきや・・・アイディア次第で面白い使い方ができます!私の使い方は「友達や先生の顔写真を曇らせ,目や耳だけ見えるようにして,隠れた人が誰かを考える」「算数で円や三角,四角の一部分を見えるようにし,なにの形か考える」などです。物の特徴を捉えたり,その特徴から何が隠れているかを想起する学習に使ってます


2017年6月21日

第2回学習会 レポート

617日(土)に行われたAT-Okinawa学習会の報告です。

大変な大雨の中、約20名ほどの参加がありました。
会場は沖縄盲学校でしたが、新校舎になってお邪魔したのは初めてでしたので、校舎内の新しさに驚きました。

初めはアクセシビリティの画面読み上げ機能「ボイスオーバー」の紹介から始まりました。
機械が読み上げる音声のスピードを上げると聞き取りが難しかったのですが、普段使っている方はMAXのスピードで使っているということで、驚かされました。

発表の内容は自立活動で機器の操作を練習して、校外学習を通して、上記の機能やナビやマップ等のアプリを使って、目的地に行くというものでした。
このような経験を重ねることにより、寄宿舎や家庭においてもiPod Touchを活用した外出が増え、生徒の意欲を高めることに繋がったということ。
また校外学習では、他者への援助依頼にも取り組む機会があり、「~はどこですか?」の質問に対して「向こうをあっちに曲がります」との答えが返ってきたことで、どのような尋ね方だと分かりやすい答えが返ってくるのかを考える機会にもなったとの報告がありました。

私たちが道を尋ねられた際にも、彼らだけが気をつけるのではなく、もっと相手に分かりやすく応えるという意識を持つことも逆に大切だと感じました。学習会の後は、点字プリンター等の機器の実演紹介もして下さり、石原先生、ありがとうございました。

この後はアプリ紹介がありました。
トップバッターは、遊び心とアプリネタ満載の那覇特支の小仙先生を筆頭にATOメンバーからそれぞれ紹介してもらいました。
後ほど紹介されたアプリもアップされますので、ご覧下さい。

早速、私は圓先生から紹介のあったネズミタイマーを給食指導で活用させてもらっています。「ネズミなんかに負けない」と効果できめんでした。

那覇(78日(土))の日に那覇特支で第3AT-Okinawa学習会予定しております。
また、910日(日)にサマープログラムも開催予定ですので、是非、ご参加下さい。


2017年6月4日

第2回学習会のお知らせ

ハイサイ!ちゅーうがなびら。
わったー,AT-Okinawaやいびん。

今年もAT-Okinawaでは,支援や指導に悩むこの時期に皆さんをサポートするため,学習会を月1回のペースで続けていきます。

というわけで2回目はこちらです。:)
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日時:617日(土)10:00-12:00 9:30 Open
場所:沖縄盲学校
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今回の学習会では,沖縄盲学校の石原昌吾先生から「情報収集能力の向上と移動範囲の拡大を目指した取組 ~盲児のiPhoneiPod touchを活用した校外学習を通して~」というタイトルで実践事例をご紹介いただきます。
石原先生の実践は,昨年度に総合教育センターIT教育班で長期研修をされた際のものです。

後半には,アプリ同好会(仮名)よりiPadiPhone等のアプリ紹介をしていただきます。
ぜひお手持ちのデバイスをお持ちください。





2017年5月28日

第1回学習会 レポート

こんばんは。泡瀬特支の澤岻です。
先日行われた,今年度初めてのAT-Okinawaの学習会の報告をさせていただきます。

学習会に先立ち,ポスターデザインの紹介を行いました。
今年のポスターは,県立泡瀬特別支援学校の卒業生である瑞慶山良さんがデザインしてくれました。
今年度の学習会のポスターは,すべて良さんのデザインになりますので、皆さん楽しみにしていてください。

学習会ではまず総会がおこなわれ、会計報告(圓・新城),会則の確認,監査員の交代などの報告をいたしました。
その後,会長の和田よりAT-Okinawaの理念(つながり,情報発信・共有,学び合い,助け合い)を説明しました。
その中であったように,今年度はご報告いただいた先生方と積極的に意見を「あーだこーだ」言い合える会にしていきたいとスタッフ一同考えています!
皆様も是非是非ご意見よろしくお願いします!

その後の実践報告では,宮古特別支援学校の知念元喜先生から,宮古特別支援学校での2年間でiPadを活用した実践を報告していただきました。
朝の会の取り組みやiBooksなど,iPadで活用できる教材作成その中で,iPad導入にあたってのビジョンや周囲の先生方の巻き込み方なども紹介して頂くことができました。
今回のお話で印象に残ったことは「アプリ中心の学習」から「本質的な学習」に変わったということです。
県内の特別支援学校にiPadやiPod touchなどが導入されて7年目を迎え,導入当初は「〇〇ができる」アプリの紹介やとりあえず「使ってみました」という事例も多く聞かれた気がします。

もちろん,それが全てだったとは思いませんし,そのような事例の果たした役割も大きいものだと思います。
それが,現在では児童生徒の困りに対して,もしくは社会参加を見据えた時に必要なものとしてiPadなどが活用されているという表れだと思います。
このような実践や導入のビジョンは,他の特別支援学校でも参考にすることができるのではないでしょうか?
その証拠に質疑応答も活発だったと感じています。

最後の話題提供では,高専の野口先生と県立総合教育センターの岩﨑主事から,次期学習指導要領で話題のプログラミング教育に関連して,どう教育や社会を考えるのか?という問題提起となるような話題を提供いただきました。
IoT,AIなど社会は大きく変化していますが,教育は,教師は,どう変わっていくのか?
どう未来を,社会を見据えていくのか?を一人一人が考える時期に来ていると思いました。

ICTに限らず,得意な人だけではなく,いろんな方々の考えるべき内容ではないでしょうか?
このように中身の濃い2時間の学習会でした。

次回は6月17日に沖縄盲学校で行います。
是非是非お誘い合わせのうえ,いらして下さい!






2017年5月9日

第1回学習会のお知らせ

皆さん,お久しぶりです。
AT-Okinawaです。

新年度がはじまって早1ヶ月。
教室にも落ち着きが見えはじめ,今はたくさんの期待を込めて,各々これからの教育活動にイメージを膨らませている頃かと思います。

そんな皆さんと一緒に,AT-Okinawa 2017もキックオフしたいと思います!
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日時:5月20日(土)10:00-12:00(9:30open)
場所:大平特別支援学校 多目的ホール
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第1回学習会は,定例の総会のほか,Apple Distinguished Educatorである宮古特別支援学校の知念元喜先生から「将来の自立を見据えた課題解決学習の充実 〜one to oneの環境を活かしたiPad活動を通して〜」のタイトルで実践事例をご紹介いただきます。

多くの皆さんのお越しを,心よりお待ちしております!

また,今年度のポスターに使用しているイラストは,泡瀬特別支援学校の卒業生であるRYO ZUKEYAMAさんがデザインしたものです。

デザイナーのRYOさんは,「先生方や親に普段,自分の気持ちを表現することが苦手な子がテクノロジーを使って上手く表現できるようになって,この子に関わる全ての人に感謝の気持ちをイラストに込めました。」と語ってくれています。




2017年2月26日

第6回学習会 レポート

こんにちは,赤嶺です。
AT-Okinawa第6回学習会は,那覇特別支援学校で行われました。

今回ご紹介いただいた2つの実践事例は,それぞれ知的障害校と肢体不自由校におけるコミュニケーション支援です。


1つ目は、西崎特別支援学校の圓雅之先生から,実践事例「一人一人の特性に配慮した指導の取り組み~VOCAを活用し,伝えたい意欲を育む指導を通して~」を発表していただきました。
対象児は,他者に自発的に関わろうとする行動がほとんどなく,教師に掴みかかったり噛み付いたり,教室を飛び出したりなどの不適応行動のある自閉症のお子さんです。
「気持ちを伝える手段がなく,伝わらないというストレスを抱えていること」が,行動の背景にあると捉えた圓先生は,スーパートーカーやiPadを活用して,コミュニケーション支援を行いました。
対象児は,伝わったという安心感や伝えたい意欲を高め,不適応行動が減少していきました。
また,その安心感や意欲をベースにして,次第に他者と関わろうとする場面が増え,コミュニケーション能力の向上が見られたことが客観的な指標によって示されていました。
問題行動の減少を目的とする実践はよく見られますが,思いが伝わる成功体験をもとにさらなる自発的な意志表出を目指したところが,この実践の重要な点だと思いました。
これは,対象児のQOL向上に欠かせない視点です。

会場からは「スーパートーカーやiPadを使うことと写真カードを使うことの違いはどこにありますか?」と質問がありました。
これに対して圓先生は「写真カードだと直接手渡すことになり教師と1対1のやりとりになる。スーパートーカーやiPadだと音声で“〜してください”と伝えられる。周りにいるみんなに伝わるし,みんなが振り向いてくれる利点があって人間関係の拡がりが期待できる」と答えていました。

2つめは,大平特別支援学校の初任者の宮城悠先生から,昨年度那覇特支での実践事例「自分の気持ちを伝える楽しさ,伝わる喜びDropTalk HDを活用して~」を発表していただきました。
脳性麻痺のため筋緊張が強く,発声や表情,ジェスチャーで何とか気持ちを伝えようとする対象児。

「上手く伝わらない...」という対象児のもどかしさに寄り添い,「どうにかして気持ちをわかってあげたい,伝える手段を確保してあげたい」という悠先生の熱い想いがとてもよく伝わってきました。
学校内だけでなく対象児が入所する施設内でもiPadが活用できるように連携を図ったところが,この事例の特に優れた点です。
実際に,施設内でもiPadが活用され,施設職員がDropTalkのシンボルを作成するまでになったと報告がありました。

この点については,会場からも質問がありました。
悠先生は「iPadDropTalkの使い方を丁寧に説明することはもちろんだが,振り返ってみると①施設職員との日頃のラポート作り,②対象児の変容を共有すること,が大切だと思う」と答えていました。

なんと,どちらの事例も発表と質疑応答が半々!
レベルの高い実践に活発な質疑応答!
今年度最後の学習会はまさに神回でした。