2016年7月8日

第3回学習会 レポート

こんにちは。
7月2日(土)の学習会の報告を致します。

今回の学習会では「3Dプリンター」の実機を実際に見て・触れての体験と,3Dプリンターに送るデータ作成ソフトの紹介がありました。
テレビやネットで3Dプリンターの存在は知っていましたが、実際にプリンターが作動している様子を生で見る体験ができたことは非常に良かったです。
ずっと見入ってしまいました。

3Dプリンターや3Dスキャナーは何十万ということを聞くと、少し引いてしまいますが、今回、最初に報告して下さった株式会社スマメの吉田さんとエンジニアの西村さんの話は、私たちでも3Dプリンターとの関わりを持てるという発見がありました。
実際に実機は高価ではあるが、ネットやお店に行けば、注文、相談ができることが分かりました。
しかも、沖縄市中央に「OKINAWA MIRAI FACTORY」という店舗がオープンするそうです。
その他にも既にネットの購入サイトで3Dプリンターを使って商品を作る,というものがあるそうです。
大平の山口先生は半年ほど研究の一環で3Dプリンターを借用しているとのことで、他の特別支援学校の先生達の協力を得て、3Dプリンターをどのように特別支援教育の授業に活用できるかのアイデアを募ったようです。
協力者の一人となった島尻特別支援学校の小橋川啓先生は「PrintShop」を活用した3Dプリンターを使ったキーホルダー作りの授業報告をして下さいました。
実際に絵を描いてもらうこと、そして、その線の高さをアプリで調節することで、スタンプのような物を作成するというもの。
実際に3Dプリンターで作成する過程を生徒は見ることができなかったということですが、描いたものが3D(立体)の作品になって帰ってくると「なんか残念」という反応があったということで、今話題のプログラミング学習の導入と同じで、なぜ「このようになったのか」「どこを治せばよいのか」を問題解決に繋げる取り組みができることに気づいたという感想がありました。

また、学習会2回目の登壇となった泊高校の末次みなみ先生からは、3Dデータの編集アプリの紹介がありました。
どれも簡単に作図ができ、感覚的なものから上級者仕様の物までを分かりやすく説明してくれました。

最後に特別支援教育にどう3Dプリンターを取り入れていくことができるのか,グループに分かれて話し合いも持つことができました。
発表・報告して下さった方々、そして参加して下さった皆様、ありがとうございました。