みなさん、こんにちは。
森川特別支援学校の野口です。
遅ればせながら、去った5月23日に行われました
平成27年度 第1回 AT-Okinawa学習会の報告を致します。
新年度に入り、これまで参加してくださっていた先生方の勤務地も変わり、どれくらいの参加があるか予測しづらい中でしたが、約30名の先生方が参加してくださいました。
ありがとうございました。
どうぞ、今回初めて参加してくださった先生方も、今後はAT-Okinawaと繋がり、連携、協力、応援の方をよろしくお願いいたします。
さて、総会では会計報告に承認していただき、昨年度の活動報告について報告しました。
また和田会長からは、今年度のAT-Okinawaについて紹介がありました。
そして、第1回の実践発表は、那覇特別支援学校の若きエース、赤嶺太亮先生に「離れていても想いはつながる ~FaceTimeを活用した安心感の獲得~」というテーマで発表していただきました。
上肢に麻痺がある児童がFaceTimeでその日、一日の出来事を離れている家族とやり取りをすることで、児童の心理的安定を促すというものでした。
施設にいる児童の家族に対する想いと家族の想いを双方向に伝え合う機器の活用事例は、赤嶺先生の「どうにかして児童の寂しさを少しでも軽減してあげたい」という熱い思いが非常に強く伝わってくるものでした。
その後、その発表を聞いて、実践の中で活用したアプリの紹介や他の先生から「こんなアプリもあるよ」という新しい情報もたくさん紹介してもらえる場となりました。
その中でいろんなことに応用できるアプリ、機能の紹介がお二人の先生方からありました。
① 那覇特別支援学校の圓先生からはアクセシビリティー機能を使って、アプリの誤作動を防止する機能の紹介。(画面のどこを触っても誤作動を起こさなくする設定)
② 同じく那覇特別支援学校の小仙先生からは「ドロップキット~つくるんです~」というDroplet Projectのシンボルを編集できるアプリ。
教育アプリもたくさんあり過ぎて、すべてを把握することは難しいため、このように特別支援教育で活用できるアプリ情報の共有の場は非常に有意義だと感じました。
今回はiPadを活用した事例が取り上げられましたが、今後は、その他、様々なデバイスを活用した実践発表も大歓迎です。
現場で実践をされている先生方がいたら、是非、紹介してください。
また、AT-Okinawaへのご意見、要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。
次の学習会は,6月27日(土)を予定しております。
是非、多くの人にお声をかけていただいて、子どもたちのICT機器を活用した有効な支援について共に考えていきましょう。
尚、これまで発表された内容のスライドは、ホームページからダウンロード可能となっておりますので、是非、ご覧になってください。