2015年7月29日

第3回学習会 レポート

AT-Okinawaのみなさんへ
森川特別支援学校 野口です。

7月22日(土)に行われました第3回AT-Okinawa学習会の報告を致します。

前半は美咲特別支援学校の太田健作先生から「児童の主体的に活動する力を高める指導の工夫  生活単元学習及び個別学習でのタブレット端末の活用を通して」というテーマでSurfaceとiPad、Androidスマートフォンを使った個別学習の実践でした。
4人1クラスの学級で児童の実態がそれぞれ違う中、学習課題を設定し、機器を活用して意欲を高めていく内容でした。また、iMovieやコラボノートを使って、校外学習の発表をする取り組みでは、指導を繰り返すうちに児童一人でビデオ編集をして、発表することができたという成果も上がっていました。

次に島尻特別支援学校の岩﨑政志先生から「スイッチのワイヤレス化と社会実装プロジェクトワークショップ」について発表がありました。
これまでの授業実践でスイッチ教材のコードの多さやそれによる自由度の低さを課題として捉え、それを無線化することによりすっきりとした環境で指導できないかと高専に相談した。すると、沖縄高専側から、社会実装プロジェクトワークショップを紹介してもらい、その後、特別支援学校の職員数名が高専に行き、専門家から直接、スイッチの無線化キットの製作について指導してもらったとのこと。
そして、ついにビッグマックを押すと「無線でPCのクリックとなるスイッチ」と「無線で吠えながら歩く犬の玩具」が完成した。実際に実機を使ってみんなの前で披露してもらいました。

さあ、夏季休業に入りました。研修三昧の方もいらっしゃると思いますが、実はAT-Okinawaでもサマープログラムを8月22日(土)13:30~16:30に予定しております。
那覇市首里石嶺の沖縄県総合福祉センターを会場に「Let's視覚支援!」と題して、長野県伊那養護学校の「ぽっしゅん」こと本田祐介さんと,最近App StoreにiBooks教材を登録した西崎特別支援学校の知念元喜先生の2本立ての発表となっております。

内容の詳細については後日、ポスターを配布する予定ですので、そちらをご覧になって下さい。





2015年7月9日

第3回学習会 お知らせ

AT-Okinawaの皆さま

いつもお世話になっております。
台風9号接近の只中ではありますが,次回の学習会のお知らせです。
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日時:7月18日(土)10:00-12:00
場所:森川特別支援学校
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今回の学習会では,2つの実践報告を予定しております。

1件目は,美咲特別支援学校の太田健作先生から「児童の主体的に活動する力を高める指導の工夫〜生活単元学習及び個別学習でのタブレット端末の活用を通して〜」。
こちらは健作先生が昨年度,10年研として取り組まれた実践です。

2件目は,島尻特別支援学校の岩崎政志先生から「スイッチのワイヤレス化と社会実装プロジェクトワークショップ」。
こちらは岩崎先生が前任校で取り組まれた実践で,沖縄工業高等専門学校との連携によるものです。

2つの優れた実践から,月曜日からの授業のヒントを一緒に学びませんか?
多くの皆さまの参加をお待ちしています。




2015年7月3日

iBooksプロジェクト スタート

AT-Okinawaの皆さま

お世話になっております,宮古特支の知念元喜です。

このたび様々なアドバイスやサポートを受けて,iBooks Storeで「自分でできる!」シリーズ『アイロンをかけよう』を公開しました。
沖縄県の先生方が今後も作成した教材を共有できるように,個人名ではなくAT-Okinawaとして出版しています。

今後も同じテンプレートで違うものを出し,シリーズ化していく予定です。
ぜひ一度見てみてください。





2015年7月1日

第2回学習会 レポート

森川の野口です。
先週土曜日は学習会へのご参加ありがとうございました。
また、会場の準備などにご協力いただいた那覇特別支援学校の先生方、本当にありがとうございました。
多くの特別支援学校を会場とすることで、学校独自の取り組みも見ることができ、いろいろと参考になりましたね。
今回、那覇特別支援学校の視聴覚室は新しい「Apple TV」が二台設置されており、それぞれのiPadからのミラーリングが可能という環境になっていましたね。

はじめに「難聴児童の”伝えたい”を支えるために~難聴特別支援学級での取り組みを通して~」のテーマで実践報告がありました。

個人的に初めて伊波先生の発表を聞いたのですが、非常に刺激を受けた内容でした。
本人の置かれた環境を大いに活かして、難聴特別支援学級と親学級との交流から障害のある子どもから親学級のこども達の成長、良さを引き出していくアイデアは、伊波先生の子どもの困り感を解消してあげたいという情熱から出てきたものでしょうね。
インクルーシブ教育に向けた取り組みとしても非常に印象的な実践内容でした。
お忙しい中、発表していただき、本当にありがとうございました。

次に「iOSアクセシビリティについて」のワークショップが行われました。

実際にiPadに触れてアクセシビリティ機能を体験することにより、どのような実態の子ども達に活用できるかを参加者もイメージしやすくなったと思います。また、この機器にこれだけのアクセシビリティ機能があることも驚きでした。しかし、「VoiceOver」の声に自然と焦らされてしまうのは私だけでしょうか?
大変な準備がたくさんあったと思いますが、短い時間にこれだけ多くのアクセシビリティ機能を体験させていただきありがとうございました。
ありがとうございました。

小仙先生のユーモア溢れる説明や圓先生が参加者に仕掛けるトラップなどで非常に楽しいワークショップとなりました。

今回の実践発表やワークショップでの内容の詳細を知りたい方は、今後、AT-Okinawaのホームページに発表で使われたスライドをアップする予定ですので、ご参考になって下さい。

第3回学習会の内容については近日中にお知らせ致します。