みなさま
お疲れ様です。和田@沖縄高等特別支援学校です。
沖縄県教育委員会主催の「平成26年度合理的配慮に基づくICT教育推進研修」が,11月1日に沖縄県立鏡が丘特別支援学校で行われました。沖縄県特別支援学校情報教育研究会が共催ということで,事務局の小仙先生から相談をうけていましたので,AT-Okinawaの役員も色々とお手伝いさせていただきました。
研修では、国立特別支援教育総合研究所の金森先生と兵庫教育大学の小川先生の講演、うるま市立伊波中学校の久貝先生と泡瀬特別支援学校の當眞先生の事例報告、パネルディスカッション、沖縄高等工業専門学校のポスターセッション、企業展示が行われました。
金森先生の講演は「障がいのある子の力を引き出すアシスティブ・テクノロジー 〜情報手段の活用〜」を演題とし,なぜ合理的配慮なのか、教育・授業におけるAT(アシスティブ・テクノロジー)を活用した合理的配慮について,最新のデータを基にお話しいただきました。
小川先生の講演は「合理的配慮としてのICT教育 〜子どもたちの自己肯定感を育む教育のすすめ〜」を演題とし,子どもたちの自己肯定感を貯金と借金でたとえ,なぜ自己肯定感高めることが必要なのか、自尊心を貯金するためのICT活用等についてお話しいただきました。
県内からの事例報告のお二人の先生の取り組みは何回かお話を聞いたことがありましたが,今回もすばらしいものでした。お二人の先生のやさしさ、何のための取り組みなのか目的がはっきりしている点など自分自身のやる気を高めてくれる内容でした。
パネルディスカッションは,総合教育センターの幸地先生をコーディネーターに講演頂いた金森先生と小川先生、沖縄県難病相談・支援センターNPO法人アンビシャスの照喜名副理事長と私の4名がパネリストとなり話を進めていきました。ときにはフロアから森川特支の野口先生、那覇特支の圓先生に参加して頂き,これまでの学校のICT活用、卒業業後にむけた社会の中での合理的配慮について皆さんと一緒に考えていきました。
今回のICT教育推進研修は,学校における合理的配慮に向けた実践の取り組みのヒントが色々ありました。それらのヒントを参考に自分達の周りの幼児児童生徒一人一人に対応した道具や機器、設定のフィッティング、カスタマイズを模索していきたいと思います。
AT-Okianwaではこれからの勉強会でも色々なヒントを提供していきたいと思います。11月15日(土)14:00〜16:00に森川特別支援学校プレイルームで,次回勉強会を予定しています。皆さんとのつながりを大事にしながらこのつながりを拡げていきたいと思います。お忙しいとは思いますが是非参加頂ければ思います。よろしくお願いします。