1つ目は、昨年度の魔法の宿題プロジェクトに参加された泡瀬特支の儀間正直先生から実践事例「言葉で表現することへのアクセス 〜日記で表現する習慣を〜」を発表していただきました。
自分の気持ちをうまく伝えることのできない児童に対して、コミュニケーション不足を補うために、日々の日記指導を通した実践でした。
最初は日記の内容も単調だった児童が、アプリ「瞬間日記」を活用し主体的に活動できる支援をすることで、文字数が増えたり、文章の内容も自分でクイズを考えたりする等の変容があったそうです。また、会場からは「日記以外でのコミュニケーションはどう支援していますか?」などの質問がありました。
2つ目は、大平特支の山口飛先生より、iPhoneカメラを使ったワークショップ「スマホカメラとカメラアプリ」がありました。
普段でも気軽に使えるスマホカメラですが、上手に撮るコツなどが紹介され会場の皆さんも自分のスマホを手に取って撮影しながら楽しんでいました。
また、VRを活用した実践としては、宿泊学習の事前学習において、訪れる施設の3D映像を見て驚く児童の様子が報告されました。
3つ目は、前年度も好評だった那覇特支の小仙敏彦先生より、参加型読み聞かせの実演がありました。今回のタイトルは『なんでやねん!』そして、会場には手作りVOCAが配られ,参加者全員でスイッチを押して「なんでやねん」とツッコミながらの楽しい読み聞かせとなりました(笑)。
来年度も期待大です!
最後には、県外からスペシャルゲストとして国立特別支援教育総合研究所の金森克浩先生より、視線入力装置Tobii EyeXのご紹介がありました。
今後は視線入力装置を使った実践に注目が集まりそうですね。
また、アメリカのミネアポリスで開かれたCTGカンファレンス(Closing The Gap Conference)について情報提供がありました。
以上、報告は沖縄ろう学校 比嘉清史でした。