2017年5月28日

第1回学習会 レポート

こんばんは。泡瀬特支の澤岻です。
先日行われた,今年度初めてのAT-Okinawaの学習会の報告をさせていただきます。

学習会に先立ち,ポスターデザインの紹介を行いました。
今年のポスターは,県立泡瀬特別支援学校の卒業生である瑞慶山良さんがデザインしてくれました。
今年度の学習会のポスターは,すべて良さんのデザインになりますので、皆さん楽しみにしていてください。

学習会ではまず総会がおこなわれ、会計報告(圓・新城),会則の確認,監査員の交代などの報告をいたしました。
その後,会長の和田よりAT-Okinawaの理念(つながり,情報発信・共有,学び合い,助け合い)を説明しました。
その中であったように,今年度はご報告いただいた先生方と積極的に意見を「あーだこーだ」言い合える会にしていきたいとスタッフ一同考えています!
皆様も是非是非ご意見よろしくお願いします!

その後の実践報告では,宮古特別支援学校の知念元喜先生から,宮古特別支援学校での2年間でiPadを活用した実践を報告していただきました。
朝の会の取り組みやiBooksなど,iPadで活用できる教材作成その中で,iPad導入にあたってのビジョンや周囲の先生方の巻き込み方なども紹介して頂くことができました。
今回のお話で印象に残ったことは「アプリ中心の学習」から「本質的な学習」に変わったということです。
県内の特別支援学校にiPadやiPod touchなどが導入されて7年目を迎え,導入当初は「〇〇ができる」アプリの紹介やとりあえず「使ってみました」という事例も多く聞かれた気がします。

もちろん,それが全てだったとは思いませんし,そのような事例の果たした役割も大きいものだと思います。
それが,現在では児童生徒の困りに対して,もしくは社会参加を見据えた時に必要なものとしてiPadなどが活用されているという表れだと思います。
このような実践や導入のビジョンは,他の特別支援学校でも参考にすることができるのではないでしょうか?
その証拠に質疑応答も活発だったと感じています。

最後の話題提供では,高専の野口先生と県立総合教育センターの岩﨑主事から,次期学習指導要領で話題のプログラミング教育に関連して,どう教育や社会を考えるのか?という問題提起となるような話題を提供いただきました。
IoT,AIなど社会は大きく変化していますが,教育は,教師は,どう変わっていくのか?
どう未来を,社会を見据えていくのか?を一人一人が考える時期に来ていると思いました。

ICTに限らず,得意な人だけではなく,いろんな方々の考えるべき内容ではないでしょうか?
このように中身の濃い2時間の学習会でした。

次回は6月17日に沖縄盲学校で行います。
是非是非お誘い合わせのうえ,いらして下さい!






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