2022年9月8日

第1回学習会レポート

ハイサイ、ちゅーうがなびら。台風による風雨の中、9月3日に待ちに待った令和4年度第1回AT-Okinawa学習会が行われました。今回もZoomでの学習会になりました。

 

今回は、県外からスペシャルゲスト!!福島勇先生(熊本高等専門学校)をお招きして、肢体不自由のある児童生徒に対する「視線入力」についてのご講演をいただきました。

 

視線入力で何がデキる??という問いに対して、重度肢体不自由のある子どもたちの「選択する力を育てること」「音楽演奏をする」「他のコミュニケーションアプリと併用して音声で意思を伝える」「文字をタイピングして文章を綴る」「オモチャを動かす」「ボールを転がしてボウリングをする」など視線入力を活用した事例紹介がありました。どの事例も子どもたちの「興味関心を活かす」「デキることに着目する」が基本にありました。事例紹介の動画では「できた!」という子どもたちの声や身体の動きが印象的でした。「視線入力」というと最新のテクノロジーというイメージがありますが、活用する上では何より子どもたちの「やってみたい」「できた」という気持ちが一番大切なのだと感じました。

 

また、視線入力をうまく活用するためのコツとして、ディスプレイは発色の良いものを選ぶ、部屋を明るくしすぎると眩しい光がEye Tracerに当たって反応しない、ディスプレイと姿勢の角度を合うように姿勢を安定させるなどの、経験知を教えていただきました。

 

今回は全国各地から特別支援学校教員、NPO法人、デイサービス職員、言語聴覚士、保護者、国立特別支援教育総合研究所職員など様々な立場からの参加がありました。全国の皆様とつながり学ぶことができて嬉しい限りです。

 

次回の参加もお待ちしております!


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