2014年11月10日

合理的配慮に基づくICT教育推進研修

みなさま

お疲れ様です。和田@沖縄高等特別支援学校です。

沖縄県教育委員会主催の「平成26年度合理的配慮に基づくICT教育推進研修」が,11月1日に沖縄県立鏡が丘特別支援学校で行われました。沖縄県特別支援学校情報教育研究会が共催ということで,事務局の小仙先生から相談をうけていましたので,AT-Okinawaの役員も色々とお手伝いさせていただきました。

研修では、国立特別支援教育総合研究所の金森先生と兵庫教育大学の小川先生の講演、うるま市立伊波中学校の久貝先生と泡瀬特別支援学校の當眞先生の事例報告、パネルディスカッション、沖縄高等工業専門学校のポスターセッション、企業展示が行われました。

金森先生の講演は「障がいのある子の力を引き出すアシスティブ・テクノロジー 〜情報手段の活用〜」を演題とし,なぜ合理的配慮なのか、教育・授業におけるAT(アシスティブ・テクノロジー)を活用した合理的配慮について,最新のデータを基にお話しいただきました。
小川先生の講演は「合理的配慮としてのICT教育 〜子どもたちの自己肯定感を育む教育のすすめ〜」を演題とし,子どもたちの自己肯定感を貯金と借金でたとえ,なぜ自己肯定感高めることが必要なのか、自尊心を貯金するためのICT活用等についてお話しいただきました。
県内からの事例報告のお二人の先生の取り組みは何回かお話を聞いたことがありましたが,今回もすばらしいものでした。お二人の先生のやさしさ、何のための取り組みなのか目的がはっきりしている点など自分自身のやる気を高めてくれる内容でした。
パネルディスカッションは,総合教育センターの幸地先生をコーディネーターに講演頂いた金森先生と小川先生、沖縄県難病相談・支援センターNPO法人アンビシャスの照喜名副理事長と私の4名がパネリストとなり話を進めていきました。ときにはフロアから森川特支の野口先生、那覇特支の圓先生に参加して頂き,これまでの学校のICT活用、卒業業後にむけた社会の中での合理的配慮について皆さんと一緒に考えていきました。

今回のICT教育推進研修は,学校における合理的配慮に向けた実践の取り組みのヒントが色々ありました。それらのヒントを参考に自分達の周りの幼児児童生徒一人一人に対応した道具や機器、設定のフィッティング、カスタマイズを模索していきたいと思います。

AT-Okianwaではこれからの勉強会でも色々なヒントを提供していきたいと思います。1115日(土)14:00〜16:00に森川特別支援学校プレイルームで,次回勉強会を予定しています。皆さんとのつながりを大事にしながらこのつながりを拡げていきたいと思います。お忙しいとは思いますが是非参加頂ければ思います。よろしくお願いします。 








2014年11月8日

第6回学習会 お知らせ

お世話になっております。
ようやく沖縄も涼しく、過ごしやすい季節になってきましたね。

さて、学習会のお知らせです。

今年度、6回目の学習会になります。

今回は、那覇特別支援学校の小仙先生から「Cam Scanner」というアプリを活用したワークショップと実践紹介をしていただきます。


iPadやiPhoneをお持ちの方は、「Cam Scanner(¥0)」をインストールしてご持参ください。

お持ちでない方にも体験機を準備いたしますので、安心してご参加ください。


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SENSEI PORTAL イベントページ
申し込みはこちらから







2014年9月16日

第5回学習会 レポート

森川の野口です。

先日の学習会では2学期が始まったばかりで、雨天時の中、どれくらいの参加があるか気にしておりましたが、たくさんの方々が参加して下さいました。

今回は3つの発表が行われました。

1つ目は名護特別支援学校の比嘉清史先生の発表で,7年前のIT教育センター長期研修員時代に取り組んだ「意思伝達が困難な生徒に対するコミュニケーション支援のためのコンテンツ」の実践事例でした。
7年前の研究を再びリクエストされて、思い出しながらの発表準備となり、負担をかけてしまいましたが、参加者からは「初めて見る」「こんなのあったの」などの声がありました。
今はiPadがあれば,何でもできるような雰囲気もありますが、この過去のコンテンツの方が、今担当している児童、生徒の実態に合うのではないか,と感じる先生たちもいたのではないでしょうか。
現在使っているiPadも,将来は過去のコンテンツになってしまいます。
私たち教師は過去から現在までの教材を広く知り、その中から児童、生徒の実態に合ったものを選んでいく、近くの先生たちに紹介していくという専門性も必要な力だと感じさせられる発表でした。

次に西崎の知念元喜先生から「ADEとして世界大会(サンディエゴ)に参加して」という内容で発表してもらいました。
AppleからADEに選ばれ、普段の授業実践でも活躍している知念先生が日本代表としてAppleの研修に参加した体験をお話してもらいました。
日本では体験できないような研修や,他国の代表との話から受けた衝撃を熱く語って下さいました。
聞いている私も「こんな世界があるんだ」と感動し、どこかで聞いた台詞ですが、心に火をつけていただ
きました。
私たちのAT-Okinawaにこのような体験をしている方たちが共にいることを本当にうれしく、心強く思います。

次に大平特別支援学校の先生からのご推薦で,中涼子先生に「児童が進んで学ぶ自立活動の実践」を発表していただきました。
「iBooks Author」を活用して、児童の自立活動のデジタル教科書を作成し、児童がそれを見ることで1つ1つの作業工程、学習行程をスモールステップでできるようになるというものでした。
実際に1つ1つの工程をクリアしていく子どもの笑顔とクリアできた時の先生の賞賛がいつもセットであることが印象的でした。
また、分からなかったら繰り返し行うことができるということも効果的なツールだと感じました。

今回の学習会もたくさんの「アイデア」や「やる気」を頂くことができました。
身の周りで良い実践などがありましたら、情報提供のご協力をお願いいたします。

次回の学習会は,11月15日(土)10時~12時。
会場は,森川特別支援学校で実施予定です。

詳細については後日連絡いたします。









2014年8月27日

第5回学習会 お知らせ

次回学習会のお知らせです。

日時は,9月6日(土)の14:00〜16:00。
場所は,ちゃたんニライセンターです。

今回は,名護特別支援学校の比嘉清史先生から,実践事例紹介「意志の表出が困難な生徒に対するコミュニケーション支援のためのコンテンツ」。
また,西崎特別支援学校の知念元喜先生から,「ADEとして世界大会(サンディエゴ)に参加して」というタイトルで海外研修の報告をしていただきます。

今回の学習会は,SENSEI PORTALこくちーずにて事前受付をしております。
当日参加も可ですが,ぜひ申し込みをお願い致します!

皆さんのお越しをお待ちしております。^^






2014年8月20日

サマープログラム レポート

お疲れ様です。和田@沖縄高等特支です。

8月16日に実施したサマープログラムの報告です。
今回のサマープログラムは実践事例紹介と特別講演の2本立てで実施しました。

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実践事例紹介は「難聴生徒のQOLを高める意識を持たせる指導」という,AT-Okinawaではあまり報告に上がってこない,聴覚に困り感を抱えている生徒の報告をうるま市立伊波中学校の久貝元香先生にお願いしました。
久貝先生の報告前半の取り組みは,昨年度(平成25年度)の「魔法のランププロジェクト」の取り組みの内容でした。

保護者からの情報で,
・母親と待ち合わせの場所や時間の確認で公衆電話を活用しているが一方通行のやりとり
・周囲が思うほど情報を習得していない
・中学校までを「遠い」と表現している
それらの情報から久貝先生が指導した内容を,
・iPadを活用して、メールの送受信ができる
・iPadを身近なものとして、いつでも情報収集できる環境にする
・公共交通機関(バス)で単独行動ができる
を中心に報告してもらいました。

これらの取り組みは魔法のランププロジェクトで,実践事例・ポスター良事例、成果報告書で推奨事例として下記のサイトの方に掲載されています。ご確認していただければ思います。

後半の報告として,今年度の取り組みを報告されていました。
難聴者向けスピーカー「COMUOON(コミューン)」を借用しての取り組みや,校外学習で株式会社アイセックジャパンへの会社訪問等の取り組みを報告されていました。
アイセックジャパンは,リアルタイム文字通訳サービス「e-ミミ」を提供している企業で,今回の久貝先生の発表も久貝先生の言葉は会場内のスクリーンに表示されていました。社員の中にも聴覚障害者の方がいらっしゃるみたいです。

久貝先生の生徒とその方たちとのコミュニケーションも楽しかったみたいで,生徒たちからまた行きたいという感想があったそうです。
伊波中学校に転勤されてまだ2年目ですがこのような実践ができる久貝先生のすごさをまた目のあたりにすることができ、とてもうれしい発表でした。
機会があれば同じ内容でもいいので,もう1回AT-Okinawaで発表していただき,一人でも多くの先生とこの情報を共有したいと思っています。久貝先生ありがとうございました。

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続いて,特別講演「タブレット端末を使った読み書きの支援」島根県松江市立意東小学校の井上賞子先生です。
井上先生の紹介はもういいですよね。全国、各地のLD研やATAC、魔法のプロジェクトで大活躍の先生です。

井上先生の実践では,いつもきちんと基本が押さえられているいるというのは,いつも自戒の気持ちをいつも確認させてもらっています。
それは児童生徒が何で困っているのか(現象)、なぜそうした困難が生じるのか(困難の背景の予想)、どんな支援が必要か(手立ての選択,教具を含む、iPadも選択肢の1つ)ということがきちんと押さえられているので,理解しやすい、落とし込めるということがあると思います。
実際の授業での実践を踏まえて,事例を紹介していただきました。

1つ目は漢字学習で活用しているBさんの事例として大辞林や筆順辞典、7notes for iPad、例解学習国語辞典のアプリを活用した事例でした。
iPadを活用することで,自分自身で漢字の直しや調べることができるようになり,「自分でできる」という自信がつき進んでできるようなり,振り返り日記や週末日記で書ける漢字の割合が増えていくというものでした。
その後の取り組みとして,楽しく学べる漢字シリーズのアプリや読み上げペン サトシくんの活用で音声の情報を活用し音読の学習の取り組みを紹介していただきました。

2つ目は知的障害特別支援学級に在籍し,ひらがなへの興味を持ち始めた児童の取り組みでした。
「読める」を支える取り組みとして,「First Word Japanese」や「これなぁに」,「ひらがな50音」のアプリの活用。
「書ける」を支える手段として,「こどもレター」や「にほんご ひらがな」のアプリ活用。「伝わる」を支える手段として,「Drop Talk HD」「PhotoMemes」の活用を報告していただきました。

今回の発表資料ではないのですが,サマープログラムの前に大阪府支援教育研究会で賞子先生が発表された資料がホームページで提供されています。今回の発表と重なる部分がありますので,ご参考にしていただければ思います。

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久貝先生、賞子先生のどちらの発表でも,子どもたちの困り感をきちんと捉え,どのようになってほしいのか,どうしたら困り感を少しでも解消していけるのかを見据え,どのような支援をしていくことがいいのかということが,きちんと押さえられていた発表でとても勉強になりました。
これからの実践で押さえていかなければいけないことの確認や,自分の引き出しの中身を増やしていくことができました。

AT-Okinawaのサイトの方でも今回の発表資料を公開できるように準備して,みんなで共有できるようにしていきたいと思います。
今回のサマープログラムは,夏休みの取り組みなのにお知らせが遅くなってしまい,参加者が少し少なかったのが残念ですし,反省点だと思っています。
申し訳ありませんでした。

次回の学習会は西崎特別支援学校の知念元喜先生、名護特別支援学校の比嘉清史先生を講師に迎えて計画しています。
9月5日を予定していますが,あらためて内容等も踏まえてお知らせしたいと思います。

皆様とまた楽しい時間、先生方の実践のアイデア・技術を共有できることを楽しみにしています。
今後ともAT-Okinawaをよろしくお願いします。









2014年8月12日

魔法のプロジェクト 地域セミナー プログラム

以前お伝えしましたが,AT-Okinawaのサマープログラムの翌日,総合教育センターにおいて魔法のプロジェクトの地域セミナーが行われます。

当日は中邑賢龍先生の基調講演のほか,事例発表では鏡が丘特支の澤岻先生,那覇特支の赤嶺先生,泡瀬特支の山口先生,そして東京学芸大学附属特支の亀田先生が今年度の実践を紹介されます。

8月7日現在で残りが「24席」でした。
皆さま,お急ぎお申し込みください!

こちらから申し込みができます。






2014年8月2日

サマープログラム お知らせ

暑い日が続いております。
夏休みいかがお過ごしでしょうか?

さて,AT-Okinawaでは夏の特別企画としてサマープログラムを開催いたします。
今回もS.E.N.S(特別支援教育士)の会 沖縄支部会との共催です。

日時は,8月16日(土)14:00-16:00。
場所は,前回と同じ北谷町の「ちゃたんニライセンター」です。

内容は,うるま市立伊波中学校の久貝先生から難聴学級における実践のご紹介。
また,特別講演として島根県松江市立意東小学校の井上賞子先生から「タブレット端末を使った読み書きの支援」という演題で御講話をいただきます。

今回は特別なプログラムなので,約300名が収容可能な会場を確保しております。
ぜひぜひお近くの先生方,保護者の皆さま,福祉関係者の方々などにもお声かけください。
多くの皆さまのご参加を,心よりお待ちしております。







2014年7月27日

第3回 学習会レポート

こんにちは,森川の野口です。

AT-Okinawa学習会の報告が遅くなりました。
KeynoteとiMovieのワークショップが7月5日,ちゃたんニライセンターにて行われました。
いつもとは違う会場になりましたが,たくさんの参加者があったことを感謝いたします。

今回のワークショップでは,iPadを20台お借りして(その他は持参してもらいました),参加者が実際に自分で操作しながら,ワークショップに参加できるような環境を準備しました。

泡瀬特支の山口先生のKeynoteを使った教材作成のワークショップでは,いつでもどこでも簡単に教材の作成が可能になるという印象を持った方が多いのではないのでしょうか?
普段であれば,パソコンに写真のデータを取り込んだり,マイクなどを使って録音したりといった手順を踏んでいたのが,タブレットを使えば,それだけでほとんど何でもできてしまう。
また作成した教材は,タブレットを大型テレビにつないで再生が可能になるため,データを他のPCに移した時に動画が動かないなどの失敗をする不安が解消されるというメリットを感じました。
また,PowerPointとKeynoteでは,同じような手順でスライドを作っていくのですが,編集の際の用語(ハイパーリンク→インタラクティブリンクなど)が変わるため,Keynoteは難しく感じていた部分がありますが,山口先生の説明を聞くことにより,「PowerPointでいうあれか!」と理解することができました。

次に色んな発表の場で会場を賑わせている,西崎特支の知念先生がiMovieを使った動画編集のワークショップをしてくれました。
「誰でも映画のCMのような迫力のある動画をつくることができる」という言葉を皮切りに,まずは素材集めということで,会場に集まった初対面の方々が互いにパチリパチリと写真や動画をiPadで撮り合いました。
その様子が非常に新鮮で楽しかったです。そして,撮った写真を使って動画編集が始まりました。
私も去年,学習発表会のために動画編集ソフトを購入したのですが,iMovieでも十分にいけると感じました。iPad miniでは正直,細かい作業は難しいかなと思いましたが,iPadでは簡単に自分たちでも作成できるという自信をこのワークショップでつけることができました。

どちらのアプリも自分でやろうとすると解説書を買ってからということになりがちですが,このようにワークショップで普段使っている専門の方に直接教えてもらうというのはいいですよね。(たまに裏技も教えてもらえるので!)
今回のワークショップは,どちらもまだ教えてほしいと思えるほど,あっという間に時間が過ぎてしまいました。

発表されたお二人の先生,ありがとうございました。

機会があれば,第2弾も今後設定していきたいですね。乞うご期待!










2014年7月3日

発表資料の公開について

個人情報を含みますのでほんの一部ではありますが,これまでの学習会での発表資料をSlideShare.netで公開いたしました。
今後も可能なかぎり,このような形で情報を発信を図って参ります。

今週土曜日は学習会です。
多くの皆様のお越しをお待ちしています。




2014年6月29日

ホームページのデザイン変更について

ホームページのデザインを変更しました。
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・Googleアカウントをお持ちでない訪問者の方も,投稿された記事にコメントできるようになりました。
・Topページ上部のメニューから,今年度の学習会の予定,個人情報の取り扱いについて,そのほか役員名簿やFacebookページへのリンクをご覧いただけるようになりました。
・AT-Okinawaの会則や学習会の発表資料についても,近々公開する予定です。
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今後ともよろしくお願い致します。





2014年6月28日

第3回学習会 お知らせ

学習会のお知らせです。
今回はS.E.N.S(特別支援教育士)の会 沖縄支部会との共催で行います。

日時は,7月5日(土)14:00-16:00。
場所は,北谷町にある「ちゃたんニライセンター」です。

今回は,実際に参加者の皆さんとiPadを操作しながら,教材づくりのヒントを学ぶワークショップ形式です。
個人でiPadを所有されている方は,ぜひご持参ください。
もちろんお持ちでない方も,当日は20台程度の体験機を準備しておりますので,安心してご参加いただけます。

使用するアプリは,KeynoteとiMovieです。
iOSとこれらのアプリは可能な限り,最新版にアップデートした上でご参加ください。

多くの皆さまのご参加を,心よりお待ちしております。






2014年6月21日

魔法のプロジェクト 地域セミナー

今夏もここ沖縄で,魔法のプロジェクトの地域セミナーが開催されます。
今年は東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍先生が来沖され,基調講演をなさいます。

「魔法のワンド(杖)」と名付けられた今年度のプロジェクトには,県内から6校の特別支援学校,小・中学校が研究協力校として採択されています。

地域セミナーの日時は,8月17日(日)13:00〜15:40。
場所は,沖縄市の県立総合教育センターのIT教育棟。
定員は110名で,昨年度に比べると席数が限られおりますので,早めに申し込まれた方がいいと思います。^^

以下のWebページから,申し込みができます。
魔法のプロジェクト ホームページ








2014年6月18日

第2回学習会 レポート

森川特別支援学校の野口です。

大雨の中、614日土曜日の学習会への参加ありがとうございました。

発表者の長浜先生、當眞先生もお忙しい中での資料づくりありがとうございました。2人ともセンターでの長期研修をされてきたこともあり、盛りだくさんの内容でしたね。

知的障害特別支援学校の長浜先生からは、朝の会の司会を1人でできるようにしていくためにiPadの力を借りるが、見通しが持てるようになったらそのiPadを離していくという実践でした。
また、肢体不自由特別支援学校の當眞先生からは理解は高いのに、表出が低いという児童のアセスメント結果からiPadを活用することによって、児童の理解レベルまで表出レベルをあげて自己肯定感を高めていくという実践でした。

同じ「朝の会」からの取り組みではありましたが、学校種での指導においての活用に違いがあることも参加者全員で共有する時となりました。

2つの事例ではiPadを「VOCA」のような使い方で活用していましたが、何年か前のATACで中邑賢龍先生が「このボタンを押してみたい」と児童生徒が思うような環境を第一に作ってあげること(コミュニケーションをデザインする)から職員のみなさんには初めていってほしいとお話されていたことを思い出しました。
お二人の実践でも、どのような経緯でiPadを活用して、ここまでくることができたのかをお聞きしてみたかったです。

今回は,参加者みんなでの活発な意見交換は時間の都合上持つことができませんでしたが、次回からは、情報交換の場を提供できるように努めていきたいと思います。

また、実践発表は参加者のみなさんで回していきたいと思っていますので、気負うことなく、軽い気持ちで簡単な内容での実践発表でもよろしいので、是非、発表したいという方がいましたら、遠慮なくご連絡下さい。また、それぞれの学校で紹介したい実践事例についての情報もお待ちしております。

実践発表は以下のような内容からでもOKです。
・自分の実践を示すことでの問題提起
・指導で悩んでいることに関してアイデアをもらう場
・児童の変容から効果的なICT活用の実践例の紹介など

その他に学習会のプログラムや進め方などで良いアイデアがありましたら、ドシドシご連絡ください。「こんなのをやってほしい」という意見をお待ちしております。

次回の学習会は75日(土)となっております。会場は現在調整中ですので,詳細については、後日連絡いたします。

今後ともよろしくお願いします。










2014年6月4日

第2回学習会 お知らせ

ハイサイ!ちゅーがなびら。
ジメジメした天気が続いておりますが,皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今年は実に梅雨らしく,沖縄は雨が続いていますね。

さて,次回の学習会についてのお知らせです。

日時:6月14日(土)14:00-16:00
場所:県立森川特別支援学校(前回とは異なります,ご注意を!)

今回は昨年度,教育センターで長期研修をされたお二人の先生にご登壇いただきます。
多数の皆さまのご参加をお待ちしています!







2014年5月14日

思い出せなかった,あのアプリ

先日の学習会のなかでご紹介したかったのに,どうしても名前が思い出せなかった「あのアプリ」です。
https://itunes.apple.com/jp/app/paintone/id501943940?mt=8

この「Paintone」は,画像に自由に絵を描いたり,描いた絵に自由に音声を挿入できるアプリです。
著作権的に問題のない方法で絵本を写真で撮り,文字の部分に適当な印をつけて,その印に実際に読み聞かせをしている音声を挿入すれば, 気軽に音声ファイル付きのデジタル絵本が作れるのでは?というアイデアです。

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ちなみに理奈先生がご紹介されていた「サトシくん」の後継モデルがこちらです。

http://www.com-friend.co.jp/shop.php?id=004&item=220





2014年5月13日

第1回学習会 レポート

沖縄は雨が続いています。
今年は梅雨らしい梅雨になりそうですね。

さて,先日行われた学習会ですが,あいにくの雨模様にも関わらず,50名近い方々に参加していただきました。

学習会ではまずAT-Okinawaのリスタートということで,会場の皆さんに会則の承認をいただき,次に副会長の野口智徳先生から,「AT-Okinawaのつくり方」についてプレゼンがありました。

実践紹介では,
那覇特別支援学校の圓雅之先生から「重度・重複障害児の実態に即した自立活動の工夫」と題して、学校全体でのグループ研究の取り組みからお話がありました。
「AAC機器等を用いてコミュニケーションを図るための芽を育てる指導」では、「共感する心」を土台に「聞く力」「見る力」「触る力」の芽を育てていくという植物が育っていくイメージをモチーフにした図を日頃の実践から作り上げていったという経緯の内容でした。
また、その取り組みを「研修タイムス」という新聞にして発行することで学校職員に共有できた成果をご報告いただきました。

また西崎特別支援学校の新城理奈先生の実践は「iPadから想いが伝わる・広がる・大きな輪」というテーマで,自閉症の子に構造化の中でどのようにiPadを取り入れて指導し,児童の変容をNCプログラムで検証したかという内容でした。
新城先生の初期の指導の様子を示し、実際に「iPadの悪い使い方」として事例も紹介して下さいました。

2人とも指導の中で活用できるたくさんの機器やアプリ、アクセシビリティなどについて紹介して下さってありがとうございました。

また、その後の質疑応答では、たくさんの方々が質問して下さり、更なるアイデアを引き出し、共有することに繋がりました。

その後、人気のアプリ「Mr.Shape」の制作に関わった末次みなみさんからもアプリの紹介がありました。

これからも児童生徒の「できる」を応援していくために,
・あなたの知りたいことがここにある
・共に考える仲間がいる
・やりたいことが形になる
を目指してAT-Okinawaをみんなで作っていきましょう。

最後に,平成26年度のメーリングリスト会員の登録申請は、できれば今月中にお願いします。未加入の方にも呼びかけを!
また、学習会への感想や反応をメーリングリストやFacebookで盛り上げていきましょうね。







2014年5月7日

第1回学習会 駐車場のご案内

ぐすーよ,ちゅーがなびら。

ゴールデンウィークも終わり,
沖縄は本格的な梅雨の時季に入って参りました。

さて,今週末の学習会の会場ですが,
今回は森川特支ではなく,泡瀬特支です。
お間違えのないようにご注意ください。

あわせて,
当日の駐車場についてご案内させていただきます。

皆さんと会えるのを楽しみにしています。







2014年5月5日

いよいよ今週末!

G.W.中,皆さまいかがお過ごしでしょうか?
残念ながら沖縄は梅雨入りで,今日から雨が続くようです。^^;

さて,いよいよ今週末の10日(土)にAT-Okinawaの第1回学習会が開催されます。

県内の各特別支援学校には,情報主任宛てにお知らせとポスターと送付しておりますが,いま一度,各学校で先生方への周知をよろしくお願い致します。

もしお勤めの学校で先生方への案内がない場合は,お手数ですが情報主任の先生に確認してみてください。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。





2014年4月23日

第1回学習会 お知らせ

今年度,AT-Okinawaは新たな組織としてリスタートします!

その発足式ともなる第1回目の学習会を以下の通り,予定しております。

日時:5月10日(土)14:00〜
場所:泡瀬特別支援学校
参加費:500円(資料代等として)

県下の特別支援学校には,情報教育担当の先生を通じてお知らせ用のポスターを配布しています。

皆さんのお越しを心よりお待ちしています!
よろしくお願い致します。