2014年9月16日

第5回学習会 レポート

森川の野口です。

先日の学習会では2学期が始まったばかりで、雨天時の中、どれくらいの参加があるか気にしておりましたが、たくさんの方々が参加して下さいました。

今回は3つの発表が行われました。

1つ目は名護特別支援学校の比嘉清史先生の発表で,7年前のIT教育センター長期研修員時代に取り組んだ「意思伝達が困難な生徒に対するコミュニケーション支援のためのコンテンツ」の実践事例でした。
7年前の研究を再びリクエストされて、思い出しながらの発表準備となり、負担をかけてしまいましたが、参加者からは「初めて見る」「こんなのあったの」などの声がありました。
今はiPadがあれば,何でもできるような雰囲気もありますが、この過去のコンテンツの方が、今担当している児童、生徒の実態に合うのではないか,と感じる先生たちもいたのではないでしょうか。
現在使っているiPadも,将来は過去のコンテンツになってしまいます。
私たち教師は過去から現在までの教材を広く知り、その中から児童、生徒の実態に合ったものを選んでいく、近くの先生たちに紹介していくという専門性も必要な力だと感じさせられる発表でした。

次に西崎の知念元喜先生から「ADEとして世界大会(サンディエゴ)に参加して」という内容で発表してもらいました。
AppleからADEに選ばれ、普段の授業実践でも活躍している知念先生が日本代表としてAppleの研修に参加した体験をお話してもらいました。
日本では体験できないような研修や,他国の代表との話から受けた衝撃を熱く語って下さいました。
聞いている私も「こんな世界があるんだ」と感動し、どこかで聞いた台詞ですが、心に火をつけていただ
きました。
私たちのAT-Okinawaにこのような体験をしている方たちが共にいることを本当にうれしく、心強く思います。

次に大平特別支援学校の先生からのご推薦で,中涼子先生に「児童が進んで学ぶ自立活動の実践」を発表していただきました。
「iBooks Author」を活用して、児童の自立活動のデジタル教科書を作成し、児童がそれを見ることで1つ1つの作業工程、学習行程をスモールステップでできるようになるというものでした。
実際に1つ1つの工程をクリアしていく子どもの笑顔とクリアできた時の先生の賞賛がいつもセットであることが印象的でした。
また、分からなかったら繰り返し行うことができるということも効果的なツールだと感じました。

今回の学習会もたくさんの「アイデア」や「やる気」を頂くことができました。
身の周りで良い実践などがありましたら、情報提供のご協力をお願いいたします。

次回の学習会は,11月15日(土)10時~12時。
会場は,森川特別支援学校で実施予定です。

詳細については後日連絡いたします。









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