2015年9月3日

サマープログラム2015 レポート

お疲れ様です。
和田@沖縄高等特別支援学校です。


サマープログラム2015が終わって1週間以上経って,今頃お礼兼レポートをまとめています。(^^ゞ


台風15号の動きが気になる中で,8月22日の本番前日に今回のメインの講師本田先生と,東北福島県からこのサマープログラム2015に参加のためだけに沖縄に来られる阿部先生が来沖、本番当日午前中に特総研の金森先生が来沖されました。
これで当日の準備万端!?
当日は開始前の雨や総合福祉センターの入り口が解りにくかったことで開始時間を10分ずらしてスタート。


まずは宮古特別支援学校の知念元喜先生のiBooks「アイロンをかけよう」のお話です。


アイロンをかけよう」はiBooksで公開されているデジタルブックです。
Apple製品で活用することができ、このサイトでは「特別支援学校における自立と社会参加を目的として作成した教材。iBooks Authorで作成することにより、動画や写真による説明が可能になり、生徒がそれを見て自分自身で取り組めるよう工夫してある。」と説明があります。
サマープログラムの中では,この作成や拡げていく取り組みについて熱い想いを語って頂きました。
みんなで制作していくことができたら,ということで作成にあたってテンプレート様式を統一してきたいので,制作を考えている方がいましたら元喜先生に連絡を取って調整してしてみてください。
サマープログラムのあと「せんたく物たたみ」も公開されています。

元喜先生からは,もう一つADE(Apple Distinguished Educators)としてシンガポールの大会に参加した報告がありました。
日本はもちろん,世界の人と繋がっていくことでの情報共有がはかれることの重要性を話してくれました。
そのなかでスマートトイロボットSphero 2.0の紹介で体験の時間もあり参加者も楽しんでいました。授業での活用がひらめいた方もいるかもしれませんね。

つづいて長野県立伊那養護学校の本田先生の登壇です。

「Let's 視覚支援」信州カンファレンスやATACでの鉄板ネタです。
自己紹介もいろいろネタが仕込まれたスライドを活用され,講演自体の興味関心度もうなぎ登りです。

配付資料と一緒に配られた長方形のおりがみその折り紙を活用したワークショップから始まりました。
参加した全ての人が言葉だけでの指示の限界を体験することができました。
そこから視覚支援のお話のスタートです。

視覚的、具体的、肯定的についてのお話では色々な表現アイテム、抽象的な言葉の視覚的表現の難しさ、肯定的な表現等で等そうだよな~と思える言葉が,どんどん本田先生から発せられます。
誰に伝えるのか、本当につたわったのか等,疑問・確認を持ちながらの対応で子どもたちのわかるへつながるようなコミュニケーションの手段の一つが視覚支援ということがとても伝わってきました。
子どもたちに見通しを持たせることことが大事だと言われて久しいですが,見通しを持たせるためにスケジュールをどのように伝えているかということをとても考えされました。
「スケジュールを伝えるのは当然で,どうやってわかりやすく伝えるかが支援」ということが心に突き刺さっています。
子どもたちを楽しませながら支援者も楽しくなる視覚支援を考えていきたいと思いました。

9月12日に学習会を計画しています。
また、アナウンスが遅くなっていて申し訳ありません。
今後もAT-Okinawaの学習会でつながりが拡がること願っています。これからもよろしくお願いします。






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